先日、お店のお客さんと話題になったこと。

"トマトって夏野菜のはずなのに、夏のトマトより今の方が美味しくない?"

そうなんです。
この時期のトマトは味が濃くって美味しいのに、
夏になると味が薄くなったり、青臭かったりするんです。
でも夏野菜のはずなんです。

調べてみると、確かに植物学的な旬は6~8月です。
ただ、植物学的な旬と別に"食味的な旬"というものが存在します。

食味的な旬というのは、美味しいと感じられる時期、ということ。
ここ最近、トマトにおいては 美味しい=甘い・味が濃い と評価されています。
(本来のトマトは青臭いものだったのですが・・・)

トマトは積算温度、と言うものを基準に収穫するため、
気温の高い夏場は、生育期間が短く、冬から春のトマトは生育期間が長くなります。
(積算温度:生育期間の気温を足したもの・トマトはおよそ1,000℃程度が目安)

そして、生育期間が短いとトマトには青臭さが残り、
生育期間が長いと味が濃くなり、青臭さも軽減されるのです。

本来のトマトは青臭いものだったのが、
日本人の味覚にあうトマトが主流になったため、このようにズレが生じているのですね。

ちょっと不思議な旬の話でした。

この本を一部引用抜粋しています。